2017年 10月 28日
行者杉(朝倉郡東峰村)
紅葉を見た後は、目的地の行者杉へ。
嘉麻峠を上って進んでいくと小石原のT字路があります。
そこを左折して道なりにずーーっと行くと、右側に大きな看板があるのですぐにわかります。
その手前に駐車場もあります。
看板から右に入り進んでいくと、左側に少し小さな案内板があります。
林の中へ入る小道があるので奥に進んでいきます。
すると右手に見えてくるのが行者の母と言われる「霊験杉」
これも大きな杉の木です。
ここの杉林の杉は樹齢200~600年。
その昔、修験者たちが修行の折に杉の穂を植える習わしがあり、そのときの杉が長い年月をかけて巨木群に成長したと言われています。
ここは英彦山に繋がる修験道の聖地でもありますから。
近づくと・・・あ~ぁまた~って感じで両手が(笑)。
植物はどれもすべて、対象に対してフィトンチッドを出すそうですから、私に対してもちゃんと反応しているはずなのです。
ということは、何かを感じても当たり前のような。
修行が行われていた頃からずーっと、見守ってきていたのですね。
更に行くと、行者の父「大王杉」
森の巨人たち100選、№84。
樹齢600年です。
さすがお父さん!
生き物には虫以外会ったことがなかったのですが、この日は足元にヘビが。
私の前をスルスルと進んでいっていました。
神社だと良い兆しらしいです。
ここではどうなのかな? ~>゜)~~~ ←蛇の顔文字
パワースポットではありますが。
更に先に行くと、境目石。
今は全国一つの国ですが、昔はあちこちが細かく分かれた別の国だったのです。
国境の石、という記され方に歴史を感じます。
国境の石の傍に立つ行者杉。
二つの国を見続けているから「国見太郎」という名前がついているのでしょうか。
とても静かな杉林でした。
うっそうとしていて決して明るくはないのですが、お天気の良い穏やかな日は木々もきっと穏やかなのでしょう、本当に気持ちの良い空気が流れています。
私の大好きな場所のひとつです。
水害以降、ところどころ危険防止のためのコーンは立っていますが、この辺りまでは普通に来ることができました。
かなり道路は復旧しているようです。良かったです。
風化してしまわないよう、これからも自分のできる手助けをやっていくつもりです。
もちろん、東北のことも忘れないように・・・。