九州四十九院薬師霊場第六番札所、広壽山 福聚寺に行ってきました。
黄檗宗(禅宗)のお寺です。
余裕のある駐車場、門の前の大きな境内案内図の様子から、参拝客も多い大きなお寺のようにお見受けします。


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境内ご案内と書かれた看板。

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現在地です。
ここは裏門なのですね。
第二駐車場の先に第一関門というのがあるようですが、そこから入らないといけないのかな・・・としばし思案。
でもその先の不二門はしっかり閉ざされているようです。(入れないですね)
裏門のすぐ先に寺務所があることだし、こちらから入ることにしました。

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寺務所で来訪を知らせ、参拝と御朱印をお願いしました。
インターホンを鳴らすと、とても明るくて元気な坊守さんが出てこられました。
ご住職がお参りに出て不在なので御朱印は置き書きしかなく、すみませんと大変恐縮されていました。
納経帖に直書き、というのにこだわる方もおられますが、私は参拝が一番の目的なので全然気にしません。
私一人しか参拝者がいないのに、本堂を開けますね、と言ってくださり感謝です。

「魚のところで待っていてください」と。
・・・魚??



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魚だ!!!


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なぜ魚?


これは「魚板」というもので、もともと修行をしている僧侶たちに食事を知らせるために叩くものだったとか。
こちらは何かの行事の折にこれを叩いてお知らせします、と言われていました。
口にくわえている玉は、三煩悩(むさぼる、いかる、おろかさ)を表していて、魚のお腹を叩くことでそれを吐き出させるという意味があるそうです。
禅宗のお寺には初めて参拝するので、私もこれを拝見したのは初めてでした。
ユーモラスな顔が面白いですね。

中から坊守さんが扉を開けてくださいました。

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すぐに目に入ったのは座禅用に設えてある席。
さすが禅寺です。
禅体験もできるのでしょうか。


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これも初めての光景でした。
他の宗派の本堂とは全然違います。

「天井を見てみてください」と言われるので、見上げると、そこには龍の絵が。

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長いこと時間が経っているので絵も消えかかっています。
この真下には畳敷きの台が置いてあり、ここで手をパンと打ち鳴らすと、天井に響いて「カラカラカラ」と転がるような小さな音がするとのこと。
「雨の日は湿気があるので聞こえませんが、今日はいいかもしれません」
と、坊守さんが両手をパン!
すると、その音のすぐ後に、「カラカラカラ・・・」と聞こえてきました。
聞こえました!!と思わずテンションアップ(笑)。

ごゆっくりどうぞ、と出て行かれた後も、一人でパンパンやっておりました。


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そしてお参り。
火は焚けないので、と言われましたので、お線香なしのお参りだけです。
ご本尊は釈迦牟尼仏。
本堂にいらっしゃるのもお釈迦さまでした。
でも裏にちゃんとお薬師様が安置されています、とのこと。
しっかりとお参りしてきました。

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仏堂を出て大扉をパチリ。
ここは「吉祥寶殿」というのですね。
お参りが終わったら、坊守さんに終わった旨をお知らせします。

梅雨の合間の晴れで、青空がとてもキレイでした。
先には緑の山々が見え、美しかったです。

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鍾堂。
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しっかり閉ざされた不二門。
やっぱりこちら側からは入れませんでした。
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墓地の方へいくとまだ史跡があるようでしたが、目的のお参りがすんだのでこの辺りで帰路につきました。

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御朱印。
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ご本尊の印ではなく、お薬師様の印でした。
このお寺は、九州四十九院薬師霊場の事務局をやっておられるそうで、その紹介もしていただきました。
今まわっております、と言うと、「満願されたらお知らせください、証明書が出ますよ」とのこと。

・・・満願したいのは山々なのですが、九州内全域回るのにどのくらいかかることか。
鹿児島は指宿まであるのですから。
とりあえず、近辺のお寺から回っていくことにしています。


今回も無事お参りできたこと、感謝いたします。

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか



広壽山 福聚寺
〒802-0025
福岡県北九州市小倉北区寿山町6-7
電話:093-541-2270

http://oyakushi.com/jiin/fukuoka/jiin-06.html

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by dawn1225aki | 2016-07-02 13:56 | 九州四十九院薬師霊場

九州四十九院薬師霊場第二番札所、医王山 南淋寺に行ってきました。
筑前の小京都と言われる朝倉市秋月を通り過ぎて宮野に入り、国道を左折すると周りは畑や田んぼ。
民家の間の細い道を通って行くと山門が現れます。
(その右隣りに駐車場があります)
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古い!!
山門の向こうの石段に風情を感じます。
古いって、それもそのはず、806年に最澄が開いたお寺なのです。
ご本尊の薬師如来像は最澄が彫ったものと言われています。
国の重要文化財に指定されていて、公開は年に2回。滅多にお目見えできない仏様です。

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石段・・・
お寺には石段はつきものです。
射手引神社の130段の階段に比べればなんてことはありません。(そのはず)
下から見ると、おー・・・と思いましたが、いざ上ってみると息が上がらない程度で到着します。
石段の横にはさりげなく小さな滝があり、涼し気です。
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石段を上がったとたんに目に入った光景。

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整然としてとても美しいですね。
石段を見上げたときとはまた別の意味で、おー・・・と思ってしまいました。
石畳が2つに分かれていて、向かって右が本堂、木々に隠れていますが左側に薬師堂があります。
本堂は閉まっていましたが、まずはそちらにお参りして、薬師堂の方へ。
あんまりキレイに石畳が分かれていましたから、一度戻ってからまた道なりに向かわなければいけないのかなーとか思ったり。
(でも実際は横切りました(笑)

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薬師堂。
本堂とつながっているようです。
先に納経所に行って開けてもらえば良かったのでしょうが、何しろこの日初めてこうやって巡拝をしようなどと思い立ったもので、勝手も何もわからず、とてもそこまで考えが及びませんでした。
春と秋に毎年お大師様の大巡拝が行われていますが、そんなときには開いているのでしょう。
お堂の前にはろうそくやお線香を供える場所もありましたが、火の元は当然ありません。
次回は持参しようと思いながらお参りしました。

こちらは真言宗なので、お薬師様の真言が記してありました。
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
これを唱えてお参りします。(お薬師様の真言

お参りの後は境内を散策です。

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これは記念碑、と書かれてありますね。
どなたの像かはわからないのですが・・・開祖の最澄でしょうか。


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鐘楼。
除夜の鐘も突かれるのでしょうね。

写真にはおさめていませんが、境内の周りには八十八の仏様がずらりと並んでいました。
第一番から第八十八番まで。
一体ずつお参りしていくと八十八か所巡拝の代参にもなるのでしょうか。
そんな簡単なものではないとはわかっていますが、素通りできず、一体ずつお参りしてきました。

お参りの後、納経所へ。
御朱印をいただけますか、とお尋ねすると快く受けてくださいました。
文化財の秘仏の公開は、毎年一月の第一日曜日、それと四月八日(花まつり)だそうです。
最澄が彫ったとされる七仏薬師は、所在が明らかなのは五体で、そのうちの二体は福岡にあるのです。
すごいですね。
もう一体は、嘉穂郡桂川町の種因寺に安置されています。
(こちらは12年に一度の公開です)

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無事お参りができましたこと、感謝いたします。

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか




医王山 南淋寺
〒838-1302
福岡県朝倉市宮野86
電話:0946-52-0332

http://oyakushi.com/jiin/fukuoka/jiin-02.html
http://www.kyushyu88.com/temple06.php

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by dawn1225aki | 2016-06-17 22:30 | 九州四十九院薬師霊場