2017年 05月 31日
曹洞宗功山寺(下関市長府)
曹洞宗功山寺。画廊喫茶梵天から歩いて行けるほどの近距離にあります。
高杉晋作がここで挙兵したということでも有名です。
何度か足を運びましたが、いつも新緑から緑豊かな時期だったので、私にとっては功山寺は緑のお寺。
今日も緑色に鮮やかに染まっていました。
境内側からみた山門。
功山寺の名水。
今も湧き続けているそうです。
高杉晋作さん。
国宝の仏殿。
風格があります。
1320年建立。鎌倉時代の貴重なお堂だそうです。
仏殿から左に入ると、お墓がたくさん並んだ墓所があります。
そのひと隅に建っている友人の碑。
ノマ企画の「万作の会」有志の方々の名前が刻まれた石碑です。
『芸術文化を愛し、共に活動し 楽しんだ仲間 ここに集う』との言葉。
そして題字は野村万作さんです。
野村万作さんの名前、そしてノマ企画の前代表の野間涼ミさんの名前も。
最後には萬斎さんの名前もありました。
他にも知っている人の名がちらほらと・・・
そして今は亡き人の名前も。
秋田のわらび座の創設者、原太郎さんのお墓を思い出しました。
わらび座所有の地にある原さんのお墓の周りに、他の亡くなられた座員のみなさんや原さんを慕ってきた方々のお墓がズラッと点在しているそうです。
地位とか序列関係なく、原さんの周りに集う人たち。
そばで眠りたいと願ってそんな形になったのでしょう。
今もそのままかどうかはわかりませんが、20年ほど前はそんな風でした。
この石碑はお墓ではありませんので同列にすると申し訳ないのですが、亡くなられた方の名前を見て、それを思い出しました。
この世からいなくなっても、ここで仲間たちと共にある・・・
なんだか胸が熱くなりました。
下関市立長府博物館本館である、旧長門尊攘堂。
明治維新で命を落とした志士たちの慰霊のために建てられたものです。
隣にある万骨塔も同時期に建てられました。
無名、有名の志士たちの霊石を各地から集め、祀っています。
各地の土地名や、志士たちの名前が彫られた霊石。
以前来た時も感じましたが、今日もなんとなく、ただならぬ空気が流れる場所だな、と。
これだけたくさんの霊石が集まっているのですから、無理ないかなとも思います。
この写真も実はアップするのに悩みました。
ちょっと異様な雰囲気を感じませんか?
私は色々と守られていますので大丈夫ですけど。
御朱印授与は13時半からだそうです。
寺務所のようなところでお聞きしたらそう言われました。
お寺の中をゆっくり散策していたらその時間になったので、再度訪問。
御朱印、戴きました。
御朱印料は300円です。
印以外、全然読めない・・・・・
曹洞宗功山寺